既に皆様もご周知のとおり、2013年4月に成年向けマンガ雑誌を刊行する出版社に家宅捜索が入り、7月に同社の編集者がワイセツ図画頒布の疑いで逮捕されました。またその後も数社の出版社が警察から呼び出しを受けているなどの動きもあり、現在一部の成年向けマンガ雑誌は既存のものより、修正範囲を大きく広げたり、濃く修正するといった大幅な 描写の変化が見受けられます。
上記のような状況を受け男性向け・女性向けの内容を問わず、性表現を取り扱う同人誌を発行される場合は、現状の性表現描写の基準として、できるだけ最新の商業誌を複数冊ご確認くださるようお願いいたします。2013年夏以前の修正基準では頒布を行なえない恐れもあります。
修正箇所については、商業誌の現状を踏まえたうえで、男性器・女性器・性交の結合部には必要と思われる修正を行なってください。修正方法は黒や白抜きなどのマスク(形状は短冊、円なども)や形状が特定できないレベルの粗いモザイクを採用してください。修正箇所が小さすぎるものやトーンによる修正などは、修正していると見なされない恐れがあります。
なお当社で原稿を拝見させていただいた折に、商業誌等の規制の基準をクリアしていても、当社の判断により再度の修正をお願いする場合もあります。
「ワイセツ図画」の問題は、個人の問題のみならず同人誌全体の存続にかかわる問題に発展する恐れをはらんでいることを今一度認識いただき、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
コミケットアピールをお持ちの方は、そちらもご覧ください。